【活動趣旨】

JCCEAはカンボジア王国政府が承認するNGOです。JCCEAは会長の加茂政志が16年前からカンボジアへ渡りカンボジア国民の生活向上・文化の発展に寄与する為、様々な活動をいたしておりました。

当時は忌まわしき内紛が終わった頃で、カンボジア経済は疲弊し、政治も不安定な状況にあったことから、国民は日々の暮らしに困窮し、夢も希望も持てない状態にありました。

また治安も悪く、支援活動を行うには非常に危険な状態でありましたが、当時加茂は「内紛後の荒れた状態だからこそ支援活動が必要」と考え、孤軍奮闘の形でカンボジアへ足を運び続けました。

支援活動を推し進めていく中、政府や各省庁関係者、地方自治体首長・行政関係者の方々との関係が深くなるにつれ、NGOの必要性を痛感しました。そこで2007年にJCCEAを 立ち上げ、カンボジア王国政府より承認をいただき、首都プノンペンに事務所を置き活動をしております。

現在でもカンボジアは、最貧国の一つに数えられておりますが、メコン川やトンレサップ湖がもたらす肥沃な土壌があり、見渡す限りの平地であるため、農業立国になりうる環境を持っています。 これは、世界の胃袋を満たすことが可能にする食糧庫としての、潜在能力が非常に高い国と言えます。

JCCEAは、学力向上・文化意識の高揚によって、国民の自立することが最優先であり、そのためには、国民の学力向上、文化意識の高揚が不可欠で あると考えております。

かねてより、JCCEAでは、各地の小学校、中学校を頻繁に訪問し、子供たち、学生たちに勉強の大切さを説いてまいりました。

また、鉛筆一本買えない子供たちには、鉛筆やノート、??Tシャツ等を、一人ひとりに手渡していき、子供たちとの友好を育んでまいりました。

「国民が自立し、国民の豊かな生活を支援することが国を発展させる」との考え方から現在、南部のシアヌークビル州に職業訓練校を建設中です。

これはカンボジアの未来を担う子供たちの将来を考えてのことで、将来的には職業訓練校を各州に建設するのがJCCEAの役割だと考えております。

カンボジアは「2015年に米輸出100万トン」を国家の方針として打ち出しておりますが、現状、農業近代化の立ち遅れによって、思いの外厳しい状況にあります。 そこで、JCCEAは当該国家方針を達成する一助となるべく、日本の農業技術を移転し、国民が自らその技術を習得できるような環境を準備中です。また、バッタンバン州とコンポントム州に大規模農場を運営し、数千人規模の雇用創出を行なってまいります。